ジャンクメールの量

よくIT関係の調査で、メールのトランザクションのうちどのくらいがジャンクメールかというのがあって、調査によって結果は違うけれどだいたい9割前後がジャンクということのようですね。私の実感では99%くらいだと思うのですが。
私のメールアカウントでジャンクメールを取り始めてから1年経ったのでどのくらいたまったかと見てみたら、なんと49,674件。一日平均136件ということになります。まあ実感通りです。
当然そんなジャンクメールを手で仕分けていてはきりがないわけで、最近では賢いソフトウェアがほぼちゃんと分けてくれます。ひどいときは、どう見ても一時に送られているメールがほぼ同時に10件以上届くこともあり、逆に言うとジャンクメール屋の数は世界的に見てそんなに多くはなく、少数の業者が天文学的な件数を送信しているのだろうということが想像できます。
ジャンクメール屋は本当に無駄なことをしていると思いますが、最近ではメールだけでなく、例えばblogも意味のない広告誘導だけのための自動生成というのが数多くあって、時事ネタなどのキーワードで検索するとほとんどゴミブログという場合もあってあきれてしまいます。リンク先ではアフィリエイトについて延々と説明されていますが、こんな自動生成された文章(確かに文章としては一見成り立っているが、全体として意味をなさない)も慣れてしまうとリンクに飛ぶ前に分かってしまうようになります。
役に立つ新しいサービスやビジネスを考え出す頭のいい人も世の中にはいますが、新しいメディアをどんど使えないものに変えてしまうごく一部の頭の悪い人のおかげで、いったい何億人が迷惑しているんでしょう。