「伊達直人」ブームは何なのか

年を越す頃から、マンガの主人公をもじった善意の贈り物を届けるブームに火がついているようです。善意でやっているはずなのに隠れるというのが、いかにも日本人らしいというか、何というか。
微視的にはいいことなんだけど、ちょっと待てよ、という気もしますね。つまり、そういう善意の行いがいつでもできる人が多数いるのに、周りの同じようなことをやっている人に釣られないとできないというのは何でか、と。それぞれが、できることを、堂々と、やりやすい方法ですればいいのに。その人達にとって、それが最善の方法なんでしょうか。それとも、本当はサンタクロースのマネをしたいけれど、宗教は嫌だからということなんでしょうか。
このニュースを「心温まる」と捉える人もいるのかも知れませんが、私はむしろ「心が寒くなる」ように感じます。
今後も何人のマネっこさんが出てくるのでしょうか…