選挙の結果

週末に行われた統一地方選挙の結果、某都知事がいつもの人に決まり、民主党の候補者激減という原因もあったものの、全体的な結果として自民党の圧勝ということになりました。
ところで今回の選挙運動では時節柄「防災」をテーマにして語られた部分が大きかったと思いますが、原子力行政についてはどうだったんでしょうね?「原発反対」なんていう主張は、けっこう少なかったような気がしますね。
最近の震災による原子力発電所の問題で、どうしても菅政権の対応が後手に回っていることを問題にしたい人がいるようですが、元はといえば戦後政権の大半を握ってきた自民党政権、そして将来的には核兵器を持ちたい中曽根さんがやった原発推進政治の尻を拭かされているだけのことです。その尻拭きの手際が悪いというだけ。
そして震災後すぐの今回の選挙で、その自民党が圧勝しました。つまり日本国民としては「今後も原発推進OKよ!」という総意を示したことになります。
異論もあるかも知れませんが、選挙の意味とはそういうものです。それを分かって日本人が投票に望んでいるかどうかは分かりません。