いや、本当に情けない

毎年首相が替わるのは明らかに良くないことなんですが、そうしてきたのは日本国民の責任なんで何とも言えません。今回の菅やめろキャンペーンは特に意味不明で、「じゃあ誰にすればいいんだよ」なんて誰も考えていませんでした。これが日本人です。「自分はやらないけど、菅はいやだ」と。
菅さんは確かにリーダーとして能力不足だったかもしれません。しかしそれは日本の政治家のほとんどすべてに言えることで、「毎年首相を変えても何も問題は解決せず、むしろ悪化している」ことがそれを証明しています。
また、菅さんが災害後にまるで何もやらなかったというニュアンスの記事もありますが、それは違います。

  • 放射能汚染地域に長年戻れないであろうことを早くから明言していた
  • 国内史上初めて、政治的に原発を止めた

それだけで十分ではありませんが、これらは政治のリーダーとして重要なポイントでした。
こういったいろんな面を無視して、まるで他の誰かがやっていたらもっとマシな対応ができただろうなどという幻想でまた次のリーダーを探すような歴史を繰り返すとしたら、もう全く日本人は民主主義を語る資格を放棄しているといっても大げさではないでしょう。