惑星騒ぎは何?名前とは?分類とは?

冥王星が惑星ではなくなって、太陽系の惑星は8個になると発表されたそうです。一時は衛星カロンなども含めて12個になるなんていっていた時もあって勝手なものだなーと思いますが、アホ系のマスコミでは「太陽系から冥王星が消滅」なんていう明らかに誤報と見られる報道もちらほらありました。惑星に分類されなくても冥王星冥王星ですよね。
ところで、こういう話を聞くたびに、モノに付ける名前とか分類って何だろうな〜と思ってしまいます。固有名詞だけとは限りません。冥王星が惑星かどうかとか、マンタにどんな名前を付けるとか、呼ばれるモノ自身にとってはまったく知ったことではありません。惑星騒ぎでは、そもそも事実として何が変わったわけでもないし、新たな事実が分かったのでさえないのです。
星に名前を付けたり分類することはマンタに名前を付けることに似ていて、それは人間が個体識別の目的で勝手に付けているに過ぎないわけです。その星(に住んでいる宇宙人?)やマンタ自身がその名を名乗ることは絶対にありません。
しかも、マンタは次々生まれたりするけれど、惑星はそう簡単に生まれたり、無くなったりはしないわけですよね*1。その星が人間が勝手に決めた惑星の定義にはまるかどうかなんて、天文学マニアだけに興味のあるまったく無意味な議論だと思うのですが。惑星じゃなかったからどうなの?

*1:唯一例外として新たに発見される場合がある。