タイでダイビング船沈没

3ヶ月ぶりのダイビング関係の話題は残念ながら事故の話。タイ(プーケット→スミラン(シミラン)間)で約30人の乗ったダイビング船が転覆し、7名が行方不明、うち日本人1名とのことです。
30人も乗れるような船が転覆というのは意外な感じがしますが、斜めに追い波を受けてブローチング*1が起きたり、高波の時にアンカー外しに失敗するなどの原因でこの程度の船でも転覆することがあるようです。記憶に新しいところでは(新しくもないですが)、2006年11月に石垣島川平でダイビング船が転覆し、お客さんが腰椎骨折で半身不随になってしまった事故がありました。
ダイビングが直接の原因ではない上に、操船に関することを客の立場で「気をつける」というのは難しいのですが、特に海外ダイビングツアーの場合はできるだけ信頼のおけるサービスを調査し、見極めるなどの工夫が必要とも思われます。

*1:船が斜め後ろ方向から高い波を受けることで水平方向に回転したりバランスを崩して操船不能になったりすること。